退職までの経緯をまとめてみました

 前職退社から15日が経ちました。経歴の記録です。

2019年3月31日をもって7年勤めた会社を退職しました。

 

正確にいうと、派遣社員で1年半勤めた後に採用という経緯があるので、約9年近く同じ職場にいたことになります。

 

こんなに長く働けるとは思ってもみなかったので、我ながらよく頑張って働いたなぁという心境です。

 

この9年近くを少し整理して残しておきたいと思います。(職務経歴書のためにも)

 

  • 2010年  9月 前職(食品卸会社)退職後、人材派遣サービス会社に登録
  • 2010年12月 地元の銀行系システム会社に1年間の期限付きで採用される
  • 2012年  4月 派遣社員から契約社員へ直接雇用
  • 2015年  4月 契約期間を経て正社員登用
  • 2018年  8月 入社からずっと在籍していた部署を異動→本社営業企画部へ
  • 2019年  3月 一身上の都合により退社

大まかな流れはこのような感じです。

 

まず最初に、私が配属されたのは、システムやサービスの保守運用をメインに行っている部署でした。

派遣社員時代にやっていた仕事は、業務の幅がとにかく広く絞ることなく色々なことをさせてもらえました。例えばデータ入力、お客様へ発送する郵便袋詰め、仕事終わる頃にその日のシュレッダー集めるなど。

 

日が経つごとに任せてもらえる仕事は増えていき、直接お客様を担当させてもらえるようになりました。担当を持つと、自分なりに工夫しながら進められるようになり、楽しく仕事ができるようになりました。

 

その後、派遣から契約社員へ採用が決まり、飛び上がるようにうれしかったことを覚えています。何よりも勤めている会社名を堂々と言えることがうれしかったです。

 

 契約社員採用後、部署はそのままでこれまでとは違った業務に異動になりました。

その業務は基本的にデータ入力を行うというものでしたが、普段のローマ字入力などではなく、ツータッチ・連想入力という技術を用いた入力方法でした。

 

詳しいことは省きますが、だいぶニッチな業界であることは確かです。私が退職する頃にはその業務も縮小して完全に撤退するという話が出ていました。

 

そこで1年半ほど在籍していましたが、取り扱うほぼ全てのデータエントリーを行えるまでになっていました。

 

次に異動した業務は、給与計算代行サービスを行っている業務でした。

約9年の勤務経歴の中では一番長く関わりました。

 

具体的にはお客様から預かったデータをチェックして計算を回し、処理結果を仮納品して、数字が確定であれば本納品(給与台帳・総括表・明細封筒・退職源泉徴収票など)をするというものでした。

 

私は総務事務を経験したことがなかったので、もちろん給与計算の知識は全くありませんでした。そこからコツコツと勉強することになったのですが、タイミング良くこの頃から給与計算実務能力検定という資格ができたので、業務の知識習得と資格取得という目標を持って取り組むことができました。

 

2度の受験で給与検定1級を取得することができ、私にとって大きな自信になりました。

 

しかし、この給与計算代行サービス自体が歴史のある業務で、開始から30年を超える長寿サービスでした。途中紙媒体からWebへデータ授受形態が移行した経緯がありますが、サービスの内容や質が変わっても料金などの見直しを行っていなかったため採算が全く合わず、経営的に厳しい状況となっていました。

 

その上、毎年のように変わる法律に対応することがとても難しく、マイナンバーなどの特定個人情報を取り扱うこともできないので、代行サービスを完全に撤退するという判断になりました。

 

お客様には社会保険労務士事務所や業務系パッケージソフトを紹介し、移行していただきました。パッケージソフトを利用していただくお客様には、今までアウトソースしていた部分を全て自社完結させることになるため、移行から1年間はサポートしたいとずっと思っていました。それが2018年3月のことです。

 

それまでずっと業務に関わっていたチームが解散したのが6月。その後、今の部署では満足にサポートできる状況ではなかったため、上司に相談の上8月に本社の営業企画部へ異動しました。 

 

異動後は、既存のお客様のサポートを行いながら、新たにパッケージソフトを導入するお客様の支援に関わりました。今年4月から始まった働き方改革の影響で、勤怠管理システムを導入するお客様がとても多かったです。

 

疑問や動作不具合などの問い合わせ対応、メーカーサポートとのやりとり、直接お客様の環境を確認するために訪問するなど、これまでとは全く違う、自分で考えて行動するということに戸惑いはありましたが、問題解決できたり感謝された時は、この仕事をこれからも続けていけそうだという気持ちになりました。

 

 2019年1月、給与計算担当者の一番の大仕事である年末調整を終えて、税務署や市町村への法定調書提出まで終了したところで、毎年のことですが時間に余裕が出てきます。

 

そこで、3月でちょうど導入サポート1年を迎えることを考えたときに、このまま続けるのか、それともちょうどタイミング的にここで終わってもいいのではないかという気持ちが出てきました。やりきった感が大きくて、自分の中で満足してしまったんですね。

 

それにずっとこの業務の撤退を見届けたら、方向性を変えて違うことにチャレンジしたいと思っていたこともあったので、年齢的なことも考えると今踏み出さないと絶対に後悔することは確実でした。

 

この方向性を変えて違うことにチャレンジする内容についてはまた別の記事で書きたいと思います。

 

そのため、思い切って2019年3月末をもって退職を決意しました。

退職願を提出した後は、新たな挑戦に向けて意気揚々と過ごすことができました。

 

退職というと、あまり前向きではない印象がずっとあったので、その点ほとんど不平不満もなく、逆に今まで働かせてもらったことに感謝できるぐらい精神的に健康でいられることがありがたいです。

 

そして、退職にあたってたくさんの方にお声かけいただきました。たくさんお世話になり、助けられて、労ってくれて、応援してくれたこと、とてもうれしかったです。

 

いいメンバーに囲まれて、いい上司、先輩、同僚、後輩、お客様、関わってくれた全ての人に感謝します。ありがとうございました。

 

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2つの部署より頂いた花束です